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サンパウロ日本人学校=中学生43人が職場体験=17の事業所で興味深々

ニッケイ新聞 2013年1月11日付け

 サンパウロ市南西部のカンポリンポ区にあるサンパウロ日本人学校(久保島康正校長、1967年創立、児童・生徒数225人)は、9、10の両日に職場体験を実施した。
 在サンパウロ日本国総領事館やソニー・ブラジル、コマツ・ド・ブラジル、YKKブラジル、ニッケイ新聞、サンパウロ新聞、サンパウロ日伯援護協会(援協)など計17事業所で、中学部1、2年生徒43人が参加した。
 援協では、4人の生徒とデイサービスの利用者が、歌やトランプ、読書などをしながら会話をしながら交流を行なった。 中学部一年の石井慶治くん(12、サンパウロ)は「楽器などが利用者のことを考えて作られており、勉強になった」と真剣な表情を見せた。同学年の卯木圭くん(12、愛知)は「利用者が苦労しないようゆっくり話す、大きな声で話す、などの努力をした」と微笑んだ。
 また、利用者である高倉尚子さん(83、二世)は「片仮名の言葉や、若い人に(昔のことを)質問されるのが好きで、良い刺激になる」と笑顔を見せた。
 同学校の教師である桝本佳宏さん(37、兵庫)は、「将来一人で生きていくための力をつけて欲しい」と語っていた。