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南伯で雹や雷を伴う豪雨=SCでは19市で被害出る

 南伯はエルニーニョの影響で雨が増えるといわれる中、サンタカタリーナ州(SC)は8日、9日に強風や雹、雷を伴う豪雨に見舞われ、少なくとも19市で被害が出たと9日付G1サイトなどが報じた。
 SCで最も深刻な被害が出たのは山間部のレボン・レジスで、卓球の玉より大きな雹が降ったりして約300軒の屋根に穴が開いたりした他、雨を避けようと木の下に逃げた男性が落雷で死亡した。同市市長は8日夜、非常事態を宣言し、州ならびに連邦政府の支援を仰いだ。同じく山間部のラジェスも濁流が市内を襲い、洪水や浸水が起きた。山間部では9日未明も雨が続き、大半の学校が9日は休校となった。
 各地の被害は落雷や洪水、倒木やそれに伴う牛や建物等への被害、土砂崩れ、停電などで、川の増水で家ごと流された地域もあった。イタピランガでは9日朝9時40分現在もウルグアイ川の水位が毎時5センチずつ上昇中と報告された。9日昼現在の被災地は西部、山間部、南部海岸、イタジャイ渓谷など19市に及んでいる。
 また、南大河州でも洪水や土砂崩れが続いており、9日午後2時現在も、国道158号線など四つの高速道路が一部封鎖となっている。