ご来伯中の秋篠宮同妃両殿下は29日昼、サンパウロ総合大学(USP)を訪問されマルコ・アントニオ・ザゴ学長や各学部生とご懇談した後、ブタンタン毒蛇研究所に立ち寄られた。動植物にご関心のある秋篠宮さまにとっては2度目の訪問となる。
研究員や職員に迎えられた両殿下は講堂で毒採取の実演をご覧になり、同研究所のジョルジ・カリル所長から記念品を受け取った。鑑賞用に用意された無毒のサンゴヘビを実際にお持ちになる場面もあり、紀子さまにも「毒がないから大丈夫だよ」と勧める場面もあった。
博物館では巨大なアナコンダやカスカベルといった蛇のほか、蜘蛛やカエルなどの生物をご覧になり、凶暴性や毒の有無、歯列など専門的な話題が上がったという。英ポ日語を交え両殿下に解説した研究員の鈴木華(すずき・はな)さん(61、二世)は、「蛇の中でも木に登るものや色鮮やかな種類に関心を持っておられた。非常に細かい質問もされたので戸惑いました」と話した。
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