ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | GジェズスがマンCへ=年内はパルメイラスでプレーに
マンCとの契約合意の決まったガブリエル・ジェズス(Ricardo Stuckert/CBF)
マンCとの契約合意の決まったガブリエル・ジェズス(Ricardo Stuckert/CBF)

GジェズスがマンCへ=年内はパルメイラスでプレーに

 ブラジル・サッカー界次代の大物ストライカーと目され、ヨーロッパのサッカー強豪が熾烈な争奪戦を繰り広げていたガブリエル・ジェズス(19・パルメイラス)が、イングランドのプレミア・リーグの強豪マンチェスター・シティに3200万ユーロで移籍することで合意に達した。
 ジェズスに関しては、マンCのほか、マンチェスター・ユナイテッド、バルセロナ、レアル・マドリッド、インテル・ミラン、バイエルン・ミュンヘン、PSGといったそうそうたる強豪が獲得に動いていた。
 その中でもマンCの最大のライバルであるマンUは、マンCを上回る3800万ユーロの提示を行ったが、ジェズスが選んだのはマンCだった。
 決め手となったのは、マンCの新監督で、メッシが台頭し始めた頃、当時、最強軍団だったバルセロナを率い、先日までバイエルンを率いていたペップ・グアルディオーラ監督が、ジェズスに直接電話をかけ、説得をしたことだった。
 さらに、マンC側が、今シーズン好調のパルメイラスのことを鑑みて、移籍を、プレミアでの新シーズンとなる9月にこだわらなかったことも大きかった。
 この移籍で、パルメイラス側は2千万ユーロを手にし、残りはジェズスをマネージメントする二つの代理人に分けるという。
 さらにパルメイラスに朗報だったのは、ジェズスが、最短でも、16年いっぱいはパルメイラスでプレーすることが正式に決まったことだ。現在、全国選手権で首位を行くパルメイラスにとって、現時点で10得点をたたき出し、得点王となっているジェズスは、22年ぶりの同選手権優勝に欠かせない戦力だ。その先、仮にリベルタドーレス杯進出となった場合は、マンCとの様子見での決定となりそうだ。
 現在ジェズスは、リオ五輪代表で優勝を虎視眈々と狙っている状況だが、開催前に今後の処遇が決まり一安心といったところか。今回の契約の締結で、世界からの視線がより熱くなりそうだ。(29日付グローボエスポルテより)