2017年1月11日の記事一覧

ブラジル南部=リオ・グランデ・ド・スル州を洪水が襲う=必死で救援にあたる消防隊員=大統領も上空から視察

リオ・グランデ・ド・スル州の水害の様子をヘリで視察するテメル大統領(Beto Barata/PR)

 ブラジル南部リオ・グランデ・ド・スル州ロランテ市が6日に豪雨が見舞われ、市内各所で洪水などの甚大な被害が出た事を受け、週末の7、8日にボランティア・スタッフが援護活動を行った。  近隣の都市住民をはじめとする有志が同市の被害者援助のために寄付した品は、衣類だけで3トンを超え、乾麺その他の食料品などを詰めた基本物資入りのバスケッ ...

続きを読む »

《ブラジル》 リオ州財政再建に光明か=財務省との交渉で合意=州議会の承認を祈る知事

エンリケ・メイレレス財相(左)とルイス・ペゾンリオ州知事(右)(Tania Rego/Agencia Brasil)

 テメル政権経済政策チームとリオ州は9日、昨年から陥っている深刻な経済危機から同州を救い出すための政策を打ち出すことを決めたと、10日付現地紙が報じた。この政策は11日までにテメル大統領(民主運動党・PMDB)と、カルメン・ルシア最高裁長官に諮られる。  財務省とリオ州の間で結ばれた合意には、リオ州が連邦政府に抱えている負債の支 ...

続きを読む »

《ブラジル》 オデブレヒト社汚職疑惑=ブラジル以外最低5カ国でも検察が始動=合計で8億ドル近い賄賂=政権交代の国中心に捜査協力

オデブレヒト元社長、マルセロ・オデブレヒト被告(Cicero Rodrigues)

 ラヴァ・ジャット作戦(LJ)で最大の汚職企業と目されるオデブレヒト社が、中南米を中心に国外11カ国でも贈賄工作を行っていたことが判明したことにより、少なくとも五つの国で同社が関与した事業での不正疑惑の捜査がはじまったと10日付エスタード紙が報じている。  オデブレヒトが国外でも贈賄工作を行っていたことは、昨年12月に同社が米国 ...

続きを読む »

ブラジル南東部ミナス州で黄熱病流行?=感染疑われる死者14人に

 ミナス・ジェライス州内6市で黄熱病感染が疑われる例が急速に増え、ブラジル保健省も支援に乗り出すと共に、6日に世界保健機構(WHO)に報告書を提出した。  10日付エスタード紙によると、黄熱病感染が疑われる患者は23人、死者は14人だ。この数字は9日までの情報を基にしている事と、6日付保健省サイトの、同州が5日に提出した報告書に ...

続きを読む »

ブラジル小売業=統計史上最大の減少を記録=「落ち込みは続く」と識者

 銀行業務集中サービス社(Serasa)の発表によると、昨年のブラジルの小売業は2001年の統計開始以来最大の落ち込みを記録したと10日付現地紙が報じた。  小売業での分割払い、デビットカード払い、クレジットカード払い、小切手払いの総額は前年比6・6%減で、2012年の水準まで落ち込んだ。下げ幅もこれまで最大だった2002年の4 ...

続きを読む »

サンパウロ市=医療対策「コルジョン」開始=検査や手術の順番待ち解消へ

 ジョアン・ドリア・サンパウロ市市長の主要政策のひとつである、医療対策「コルジョン」が10日からはじまった。10日付アゴラ紙が報じている。  この「コルジョン」は、サンパウロ市の医療に関してかねてから問題視されていた手術や検査の順番待ちの問題に対応すべく、時間外や夜間診療などを充実させることで手術や検査を積極的に行い、待たなくて ...

続きを読む »

大耳小耳

 年明けから刑務所内での虐殺騒動でブラジルを震撼させ続けているサンパウロ州の犯罪集団、州都第一コマンド(PCC)について、10日付アゴラ紙が、虐殺現場のひとつとなったロライマ州では、PCC構成員の数がこの3年間で約20倍になったと報じた。13年は50人ほどだったが、それが現在では1千人を超す勢力となっているというのだ。PCCや、 ...

続きを読む »

「雨降って地固まった」=鹿児島、新年に新会館で乾杯=気分一新、盛大にお披露目

新会館落成を祝して盃を交わす会員ら

 鹿児島県人会(松村滋樹会長)は8日、昨年末にサンパウ市ジャバクアラ区で購入した新会館を祝し、新年祝賀会を開催した。一般会員向けには初めてのお披露目となり、サンパウロ市内外から訪れた50人以上の関係者で賑わった。前会館売却から2年半がかりの紆余曲折を経て、ようやく決定した新居。その間に紛糾したのも、郷土愛の強さゆえのようだ。正月 ...

続きを読む »

三菱東京UFJ銀に新頭取=人事異動、将来の好況に期待

小池中南米総支配人と木下頭取

 三菱東京UFJ銀行の中南米総支配人である小池淳介氏(東京)と、昨年11月、新たにブラジル三菱東京UFJ銀行の頭取に就任した木下誠氏(神奈川)が先月20日に人事異動に関する記者会見を行った。  小池氏は当地法人の頭取を兼務していたが、今回の異動で中南米総支配人専任となった。同行が持つ中南米地域7カ国の拠点強化に集中する。  後任 ...

続きを読む »

文化ホール計画に20万レ=三井住友銀行が文協に寄付

文協へ20万レの寄付を行なった関係者

 ブラジル三井住友銀行が昨年末、日系団体代表格のブラジル日本文化福祉協会に対し20万レアル(約726万円)の寄付を行なう意向を伝えた。同社にとっては2014年、移民史料館での障害者用エレベーター設置(24万レ)に次ぐ文協への寄付となる。  大谷隆明頭取ほか甲斐中哲也副頭取、同行企画部の高坂ファビオ氏、勝原裕貴氏が先月22日に文協 ...

続きを読む »