川端達夫衆議院副議長(無所属)と穀田恵二衆議院議員(日本共産党国会対策委員長)が5日、イビラプエラ公園内にある開拓先没者慰霊碑を参拝し、6日には日系5団体との懇談会に参加した。
両議員は午前9時過ぎからブラジル日本都道府県人会連合会の山田康夫会長ら立会いのもと、開拓先没者慰霊碑を訪れ、慰霊碑を前に深々と頭を下げ、献花をした。
続いて在聖日本国総領事館の関口ひとみ首席領事らの案内で日本館を視察した。54年に建築された同館はシロアリの被害や老朽化などによって過去4回、中島工務店によって修繕作業を施されている。
穀田衆議は「日系社会は長年に渡って日本文化の維持と伝承に努めている。日系社会の結束の固さと歴史の重さを感じた」と感慨深げに話した。
川端衆議院副議長は来伯の目的を「日系社会や、ブラジルでビジネスを行なう日本人の課題をヒアリングし、政治の力でサポートできるか検討したい」とした。加えて「2020年には東京オリンピックの開催が予定されている。前大会の開催地であるブラジルで、大会後の動静を確認したい」と話した。
両衆議は1日から4日にかけてキューバに訪問し、6日までブラジルに滞在。その後アルゼンチンに向かい、9日に日本へ帰国した。
タグ:アルゼンチン 県人会 ブラジル 日系 伯 ブラジル日本都道府県人会連合会