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《ブラジル》債務不履行者、7カ月ぶりの減少=6100万人が6060万人へ微減

9日にサンパウロ州連警に出頭した際のジョエズレイ・バチスタ氏(Rovena Rosa/Agência Brasil)

9日にサンパウロ州連警に出頭した際のジョエズレイ・バチスタ氏(Rovena Rosa/Agência Brasil)

 ブラジルの市場調査会社セラーザ・エクスペリアン(SE)社は、今年6月のブラジル国内の債務不履行者は6060万人で、6100万人だった5月と比べて0・7%減少したと発表した。
 債務不履行者の前月比マイナスは7カ月ぶりのことだ。
 SE社のエコノミストは、インフレ抑制と、それに伴う経済基本金利の低下、さらには消費者金利の低下、3月から7月まで行われた勤続期間保障基金(FGTS)休眠口座の引き出し解禁や、正規雇用の回復などが、債務不履行者の減少に繋がったと見ている。
 しかし、今年6月の数値を昨年6月と比較すると、債務不履行者数は1・51%増えている。
 債務不履行者の45・2%は、サンパウロ州やリオ州などの南東部在住で、以下、北東部25・1%、南部12・8%と続く。
 債務不履行者の割合が高いのは、北部のアマパー、ロライマ、アマゾナスの3州で、いずれも50%を超えている。債務不履行者の割合が低いのはパライバ州、ゴイアス州、リオ・グレンデ・ド・スル州などだが、それでも、債務不履行者が33~35%いる。(15日付G1サイトより)