CIATE(国外就労情報援護センター、二宮正人理事長)が8日午前9時から、文協小講堂(Rua Sao Joaquim, 381)で『2017年度CIATEコラボラドーレス会議』を開催する。日ポ両語、入場無料。
1992年の設立から25年目を迎え、今回のテーマは「CIATE設立25周年―日系人就労の軌跡と未来」。訪日労働者についての日伯の専門家らが研究発表を行なう。また、7日には招待客のみで開会式が行なわれ、25周年記念式典も併催する。
案内のため来社した永井康之専務理事は「日系4世ビザ問題のその後の進展具合や、外国人就労者問題に現場で取り組んでいる方の話など、興味深い講演が行われる予定です。ぜひお越しください」と紹介した。
プログラムは次の通り。
午前9時=尾崎正利(労働問題研究所所長)「日本で事業活動を展開する元日系ブラジル人就労者の軌跡」。午前9時40分=エヴァリスト・ヒガ「日本の刑務所の日系ブラジル人を訪問して」。午前10時20分=厚生労働省小林洋司審議官「最近の日系人の雇用情勢と政府の施策」。午前11時半=記念式典。午後1時=ジョゼ・カラヴァリョ・ヴァンセッリ「訪日就労者に対する日本語教育」。午後1時40分=ナツミ・ナカザワ「デカセギとして育った私の経験」。午後3時10分=井口泰(関西学院大学教授)「日本における日系人就労者の現在」。午後3時50分=田中詩穂(翻訳者、元ニッケイ新聞記者)「ブラジルにおける代理処罰のその後」。午後4時半=二宮正人「訪日就労者の未来」ほか。
申し込みや問合せは、CIATE(11・3207・9014)まで。