ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | どしゃ降りの年明け=南東、南伯各地で死亡者も

どしゃ降りの年明け=南東、南伯各地で死亡者も

1月7日(火)

 【アゴーラ紙三、四、五日、エスタード・デ・サンパウロ紙三日】南伯、南東伯各地で、新年早々大雨被害が発生し、死亡者が三人出ている。
 サンタ・カタリーナ州グアルーヴァ市で一日午後、セーラ・ド・マール(海岸山脈)のクリスタ山内トレス・バーラス川沿いでキャンプしていた夫婦と三歳の息子が、大雨による川の氾濫に巻き込まれて溺死する事故が発生。三人は激流に足をすくわれたという。
 サンパウロ市では二日から大雨となり、各地で被害が出た。降雨は時々止みながらも、五日まで続いた。サンパウロ市非常事態管理センター(CGE)によると三日、三十七カ所で洪水が発生。特にサンパウロ市西部ラッパ区では、最高降雨量百十三ミリを記録した。各地で倒木事故も起きた。
 サンパウロ市北部フレゲジーア・ド・オー区では同じく三日、パウラ・フェレイラ通りのアスファルトが崩れ、下方の家屋に大量の雨水が流れ落ち、屋内にいた四人が骨折などのけがをした。
 パラナ州海岸地帯では三日夜、洪水被害で少なくとも百五十人が避難している。市民防衛局は、マッチーニョス市、カイオバー市、グアラトゥーバ市に大雨警報を出した。
 ミナス・ジェライス州カラチンガ市では、ビル一棟と住宅二十軒が崩落し、同市は非常事態令を発した。