1月7日(火)
ブラジリアで弁護士として活躍している今井真治さんが、「ブラジル新民法」の翻訳を日本の法律専門誌に連載している。
新民法は旧法を全面的に改正したもので、一月から施行される。
翻訳文を掲載しているのは加除出版株式会社の『戸籍時報』。連載開始の十二月号では、七ページにわたって訳文が掲載されている。この翻訳は全体の一部だが、全訳が完了次第単行本として発売される予定になっているという。
多数の日系人が日本に就労している現状から、国籍、身分、婚姻、離婚、出生など、ブラジル民法が適用される事項が多くなっている。今回の翻訳は、日本での渉外戸籍事務取扱上の参考資料として利用される。
今井さんは新民法について「新時代に適応した法律」と評し、「翻訳の掲載は社会のために大きく貢献することになると思う」との見方を示している。