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コチア農校「メロン祭り」開催へ=2回収穫し自信!

1月8日(水)

 ネットメロン『ロックスター』がこのほど、ジャカレイ市にあるコチア農業学校で収穫された。奈良県橿原市にある種苗会社から購入した新しい品種だ。市販のメロンの糖度は平均十一度で、ロックスターの方は十五度もある。
 アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイ、チリ、コロンビア、ブラジル六カ国の研修生たちが昨年八月二十一日に種をまき、育ててきた。生徒たちを指導したのは佐々木エジガルドさん(二世、ブラジル農友会会長)。
 ロックスターをブラジルで栽培しているのはコチア農業学校だけ。自然農法で育てた。このメロンは二〇〇二年二月初旬に研修を始めた第三期研修生たちが、試作として栽培、六月中旬に収穫に成功した。今回は研修終了前のクリスマスに合わせて種をまき、計画通りに収穫した。ロックスターは果肉の繊維が少なく、糖度が高いのが特長。栽培技術を指導した佐々木さんは、「できることなら、研修生にロックスターの種子を少量ずつでも分けてそれぞれの国に持ち帰って欲しい」と希望している。
 昨年二回にわたって収穫に成功したことで自信を得、同校関係者は、今年五月に『メロン祭り』を開きたいと考えている。野菜なども展示し、コチア農業学校をアピールしたい意向だ。