1月9日(木)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十二月二十九日】ダッタ・フォーリャ調査会社が全国主要九都市を対象に行った「市長ランキング」で、ワーストワンはマルタ・スプリシーサンパウロ市長(PT=労働者党)、五年連続のベストワンはフロリアノポリス市のアンジェラ・アミン市長(PPB=ブラジル進歩党)という結果が出た。
市長ランキングは次の通り。(人気度は二百点満点で、支持率―拒否度+百という計算で出される。マイナス値を避けるため百を足す)。
一位=アンジェラ・アミン市長(PPB、フロリアノポリス市)、六・九点。人気度百四十九。支持率六十四%。拒否度一五%。
二位=アントニオ・インバッサイー市長(PFL=自由戦線党、サルヴァドール市)、六・七点。人気度百四十五。支持率五六%。拒否度一一%。
三位=フェルナンド・ピメンテル市長(PT、ベロ・オリゾンテ市)、五・八点。人気度百二十七。支持率三九%。拒否度一二%。
四位=ジョアン・パウロ市長(PT、レシフェ市)、五・八点。人気度百七。支持率三三%。拒否度二六%。
五位=ジョアン・ヴェルレ市長(PT、ポルト・アレーグレ市)、五・七点。人気度百二十九。支持率三八%。拒否度九%。
六位=カッシオ・タニグチ市長(PFL、クリチーバ市)、五・七点。人気度百二十一。支持率四四%。拒否度二三%。
七位=ジュラシー・マガリャンエス市長(PMDB=ブラジル民主運動党、フォルタレーザ市)、五・二点。人気度九十五。支持率三〇%。拒否度三五%。
八位=セーザル・マイア市長(PFL、リオデジャネイロ市)、五点。人気度百四。支持率三三%。拒否度二九%。
九位=マルタ・スプリシー市長(PT、サンパウロ市)、四・七点。人気度八十四。支持率二三%。拒否度三九%。
マルタ市政については、一六%が「零点」、六%が「満点(十)」と回答。平均値は四・七点となった。マルタ政権は拒否度が支持率より高い。フォルタレーザのマガリャンエス市長も同じ状況にある。
社会学者たちは、マルタ市長の支持率が、昨年の総選挙運動中に行った多くのサンパウロ市の広告キャンペーンで伸びたが、選挙熱が去った十二月には再び下がっていると指摘。「国民を直撃する交通機関問題や増税などが、マルタ市長のイメージダウンの原因となった。市長も市民に理解を示す姿勢がなく、さらに拒否度を悪化させている」と、社会学者たちは警告している。