先日、訪日したおり、親戚と知人に頼まれて、日本にいるおばや姉に土産を届けた。年末で慌しい中、両者とも親切に応対してくれた。
通信機器の発達で容易に連絡をとれる時代になったとはいえ、ブラジルは地球の反対側。会う機会は少ない。
ブラジルに住む姪や弟の生活、健康などを案じていた。その温かさが身にしみた。
ふと、野口雨情の詩、「赤い靴」が頭に浮かんだ。
赤い靴をはいていた女の子は横浜の埠頭から船に乗り異人さんに連れられて行った。今では、青い目になって異人さんの国にいる。
日本で移住者の子は青い目だと揶揄する人もいると聞く。子供の代になっても、両者の関係は続いてほしいものだ。 (古)
03/01/09