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おもちゃの銃使い強盗=サンパウロ市内で3件、全員逮捕

1月10日(金)

 【アゴーラ紙九日】七日午後九時から八日午前八時までの十一時間の間に、サンパウロ市でおもちゃの拳銃を使った強盗事件が三件も発生した。全員犯行に失敗し、警察に逮捕された。
 中心部カンブシー区では七日午後九時、企業家(三七)を襲った車両強盗が現行犯逮捕された。犯人(二九)は、プラチック製の銃のおもちゃで企業家を脅し、車両を盗んで逃走。企業家は、道路の反対側で駐車していた友人の車で犯人を追跡。軍警に通報し、犯人の居場所を伝え、逮捕となった。
 西部ブタンタン区では八日午前零時、ラポーゾ・タヴァーレス街道とアウヴァレンガ街の角のガソリンスタンドで、強盗(二九)が空砲を持って侵入。従業員は隙を狙って、拳銃を奪おうとした。空砲だと気付いた従業員は、殴りあいになり、強盗を地面に押さえつけた。強盗は軍警に逮捕された。
 西部ピニェイロス区では八日午前八時四十分、日系人女性(二一)が稲妻誘拐に遭った。女性は後席に移り、犯人の一人が運転。だが金を下ろす前に軍警パトカーに発見され、逮捕された。軍警は、二人組の武器を見て唖然とした。二人は、シャツの下に隠した発泡スチロールで作ったおもちゃの銃で、女性を脅したのだった。