1月11日(土)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十日】日毎にイラク問題が深刻化して原油の暴騰が懸念される中、国家原油庁(ANP)は九日、ブラジルの輸入原油への依存率が一〇%以下に下がったと発表した。
昨年の燃料消費量は一日当たり百七十三万バレルであったが、輸入したのは十七万九千バレルに止まったという。
十年前は自給率が五〇%であったが、年々の消費増加を上回る増産により自給率を上げて来た。原油の輸入が急減したのは二〇〇二年に入ってからだが、原油の採掘は増加の一途にあり全量自給も遠くないとみられている。