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コラム オーリャ!

 一九九五年の今日、日本時間で午前五時四十六分。ピンと来るだろうか。阪神・淡路大震災である。テレビの中で燃え盛っていた神戸の町並みを今でも思い出す。
神戸市東灘区には、震災で親などを亡くした子供の精神的なケアを目的として建てられた「レインボーハウス」がある。 地道なケア活動の結果、「自分も死ねばよかった」と思っていた時期を脱して、自分の道を強く進んでいる震災遺児も多い。昨年夏には、その震災遺児がニューヨークのテロ遺児とアフガンの戦争遺児を日本に招聘、国際交流キャンプを開いた。
 レインボーハウスは、膨大な件数の寄付によって建てられた。ブラジル日系社会からも寄付があった。善意を糧に成長している彼らを、これからも見守って欲しい―ちょうど八年目の今日、そう思う。(文)

03/01/17