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中学校の同期生会を=沖縄県国頭 日本から12人来伯して

1月18日(土)

 [沖縄県国頭]四十年ぶりに、中学校の同期生会が、ブラジルで行われる――沖縄県人だからこそ〃実施〃に移す。
 一九五〇年から六〇年代にかけて、南米に移住した同期生に会おうと、国頭中学校の六期生有志十二人が、昨年末、ブラジルとアルゼンチンにやって来て、約四十年ぶりに仲間同士の再会を果たした。
 訪問を受けたブラジル在住者は佐辺良元さん、友寄景友さん(浜区出身)、親川初子さん(奥間区出身)、玉那覇定利さん、大城千加子さん、金城チエ子さん(鏡地区出身)、平良鉄夫さん(辺土名区出身)、山城金達さん(桃原区出身)。
 サンパウロ市で行われた歓迎会では、現在の故郷やんばるの実情や中学校時代の思い出話、移民先での苦労話などがかわされ、土産品が交歓された。最後はカチャーシーを踊り、互いの健康を願いながら別れを惜しんだ。
 訪問した一人、山川洋一さん(六四)は、帰国後「異国の地で、苦難にたえてきた同期生と四十年ぶりに再会し、各方面で活躍している元気な姿を見て涙が出た。感激した」と述べた。(沖縄タイムス)