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FTAA創設計画 市場開放品目提示へ=先ずは農産物類=積極攻勢の米国、カナダ=立ち遅れ分野の準備急ぐ

1月22日(水)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十一日】米州自由貿易圏(FTAA)構想参加で市場開放プログラム提示期限が二月十五日に迫ったことを受けて政府は二十日、関係四閣僚と民間企業の意見を取り入れ、第一段階として農産物と工業製品をFTAAに向けて市場開放をすると決定した。市場開放で政府が特に懸念しているのは、金額の張る政府機関の資材購入とインフラへの投融資などで、市場への影響が特に大きいとされている。

 FTAAへ向けた第一段階の市場開放決定は二十日夜、アモリン外相、パロッチ財務相、ロドリゲス農相、フルラン産業開発相などが出席して行われた。同決定は二十七日、パラグアイのアスンシオンで開催されるメルコスール会議でも協議され最終決定を図る。
 メルコスール加盟国がサービス部門でも市場開放を希望し、外国企業の参入に対峙できるのであれば、二月十五日正式に提示するという。アスンシオン会議でメルコスール加盟国はFTAAに向けて、ブラジルに合わせて歩調を取ることになるが、加盟国の決議に合わせてブラジル国内の立ち遅れ分野も開放への準備を急がせる場合もある。
 大統領就任式に出席したゼーリック米通商代表(USTR)は、新政権が政策的不慣れからメルコスール加盟国の市場開放プログラム提示が遅れると述べたことを外相が耳にした。外相は提示が遅れても、ブラジルはFTAAを敬遠していないと返答したという。
 カナダのグラハム外相が二十日、来伯してFTAA会議の五月開催提案をしてきた。趣旨は二〇〇四年にアルゼンチンで開催されるFTAA首脳会議の準備会合というもので、昨年九月同国が提議して前政権によって拒否された案の再検討を要請してきたものだ。
 ケベックで二〇〇一年開催されたFTAA首脳会議以後、ブラジルは政権も交代し、十一州で新知事が選出されるなど時代が大きく変化したと加外相は見ている。カナダ政府は、貿易交渉に止まらず社会協定についても、ブラジルと意見交換を希望している。

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