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腕前あがったね~=児童絵画教室が終了

1月22日(水)

第四十一回文協児童絵画教室が七日間の日程を終え、二十一日に閉講式を迎えた。展示室で行われた式には六十人を越える修了生と、その母親などが参加。三歳から八歳、九歳から十七歳の二つのカテゴリーに分かれて、講師の金子謙一さんと近藤直人さんから修了証書と副賞のマンガ一冊が手渡された。文協美術委員会の沖中ロベルト委員長も顔を見せた。
同講座は長年にわたり、子供が自分を表現する力をつける手助けをしてきた。修了生の中には、著名な画家、芸術家として活躍している人もいる。他にも建築、映像、着付け、演劇など、芸術関係に進む人が多いという。
 講座が始まった時代から講師を続けている金子さんは「昔の子供はがむしゃらで、混沌とした絵を描いていた。今の子供は描こうとしているものがはっきりしていて、悩みのない明るい絵を描く」と、時代の移り変わりを説明する。「やはりマンガの影響は強い」という。
近藤さんは、十四時間の講座でアドバイスを受ける前と後では、絵が「全然違う」と話す。子供達が描いた作品は今日午前九時から、文協ビル貴賓室に展示される。金曜日まで。