1月28日(火)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十七日】大統領選挙のとき、ルーラ大統領が当選したら金融市場がカオス化すると警告した国際投機家のジョージ・ソロス氏は二十六日、ダボス会議で時の人となったルーラ大統領に直接面談した。
「大統領が試されるのでなく金融市場が試されるか、市場が選挙を民主的で公正であったことを証明するかの番だ」と同氏は述べて、新政権に失敗は許されないと大統領を励ました。また同氏は、投資家がブラジルを熟知しているので、投資家の勝利とは正しい政治を行う人を支持することだと述べた。大統領は同氏に、冷ややかな応対をした。
同氏の標語「セーラかカオスか」は苦い思い出であったらしい。「人は見かけによらないもの、人の噂なんていい加減なもの」と大統領は記者らに語った。