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県連郷土祭り 実行委員長選出へ=執行部会が決定=昨年の赤字埋め黒字を

1月29日(水)

 今年七月の郷土食郷土芸能祭りに向け、県連執行部は、吉加江ネルソン正健副会長を今年度の実行委員長に選出することを決めた。先日開かれた執行部会では全員一致で決定し、三十一日に開かれる代表者会議で各県人会長らの承認を受け、正式に決定する運びとなる。十二万レアルの大幅な赤字を出した昨年の同祭の反省を受け、実行委員会は予算案に基づく運営や、早急なスポンサーの確保などに力を入れる方針だ。
 今月中旬に開かれた執行部会では、日本語とポルトガル語での折衝が可能で、フェスティバルの財政面を把握した人物を条件に新たな実行委員長を検討。西徹副会長らが推薦した吉加江副委員長が選ばれた。吉加江副委員長は「昨年の赤字を埋め合わせ、さらにいくらかの金を残したい」との姿勢を示したという。
 三十一日に三重県人会館で開かれる代表者会議で承認を受けた後、吉加江体制による実行委員会が正式に立ち上がる予定で、二月からは予算案の作成やスポンサー探しなどに奔走するという。また、これまでのノウハウを知る宮原氏は副実行委員長として、フェスティバルの成功をサポートする。中沢会長は「財政的な成功だけでなく、日本との関係強化を図る吉加江副会長のカラーを出してもらえれば」と期待を込めていた。