1月30日(木)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙、ジアーリオ・デ・サンパウロ紙二十九日】飢餓ゼロ計画が、全国の貧しい都市で二月から始まる。最初に計画の対象となるのは九百五十七都市。ピアウイー州は同計画で最も援助を受ける州で、州内百九十五都市が計画対象として選ばれている。
ピアウイー州に次いで援助が大きい州は、ミナス・ジェライス州の百六十五都市。三位はパライーバ州、百六十一都市。四位はバイア州で百四十三都市。五位はセアラー州とペルナンブーコ州、両州ともに八十六都市。七位はリオ・グランデ・ド・ノルテ州、七十三都市。八位はアラゴーアス州の三十四都市。九位はセルジッペ州で、十四都市が選ばれた。北東伯の州で、今のところ同計画の恩給を受けないのはマラニョン州のみ。
飢餓ゼロ計画によって各都市在住の五百家族が、毎月五十レアルの援助を受ける。援助金は、銀行の飢餓ゼロ計画特別口座に振り込まれ、食料カードを使って引き出すことができる。銀行がない村落では、食料を買うことができるクーポン券が配給される。
飢餓ゼロ計画の骨組みが進む中、ピアウイー州アカウアン市で、前政権が始めた食料援助計画の援助金を得るために、子供を飢餓状態にさせていた家族が複数発覚した。同計画では、栄養失調状態の子供が一人当たり十五レアルを援助され、一家族で子供三人まで登録できる。だが、子供の栄養状態が良くなると援助金がカットされるため、わざと子供に食料を与えないでいた。