1月31日(金)
【アゴーラ紙、ジアーリオ・デ・サンパウロ紙三十日】先週末、サンパウロ市のフェイラ(朝市)で買い物をした人は、野菜類の大幅値上げに驚いたに違いない。サンパウロ州、ミナス・ジェライス州、パラナ州の野菜生産地で大雨や雹が降り続いており、サンパウロ州立食料配給センター(Ceagesp)で販売されている野菜類の価格が上がっている。
Ceagespによると、二十日から二十四日までの週と二十九日の価格を比べると、最も値上がりしたのはサウシーニャ(パセリ)で、一一五・二七%も上がった。次いでアボブリーニャ・イタリアーナが五一・二九%値上げした。
Ceagespのエコノミスト、フラーヴィオ・ゴーダス氏は、数日にわたって値段が上がり続けると予測。「二月末までは、雨や猛暑で生産に影響が出るほか、生産物の品質も保証しがたくなる」と言明している。特にトマトやナスなど、パラナ州からサンパウロ州に輸出されている商品などは、さらに困難な状況になる。