2月5日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙四日】「飢餓ゼロ」計画は三日、ピアウイ州グアリーバス市で閣僚三人とジアス同州知事出席のもとに、「三カ月間消費明細書の提出を怠った者には即時取り消し」の訓戒勧告付きでスタートした。
この日、閣僚と知事を乗せたヘリは、同市の広場へ埃を巻き上げて到着。選挙運動のとき以外訪問者もない同市では、住民全員が土埃の会場へ集まった。市民はフェイジョンとマンジオカ、トウモロコシ以外を食べたことがないという。
食品購入伝票の提示は、請求しないことになった。食料品店やフェイラで紙片に書き付けたものを、ポストに提示すればいいだけ。個人別供与資金の使用については、市に設置された州と市、民間団体代表三人からなる臨時委員会の責任とされた。委員会は毎月末、買い物を記入した紙片を受け取る。
グラジアノ飢餓対策庁長官と知事は、同計画の支払い日にフェイラを開設するよう提案。特に同地域で四〇%に達する五歳までの幼児の栄養不良状態を防ぐため果物と野菜を食べるように薦めた。
同地方は食料の他に飲料水不足の問題もあり、路上生活者も多数いる。また収入を得るため何らかの手段を提供するのも急務という。文盲教育も近く始まるようだ。紙一枚分の作文が書けたら、百レアルが贈られるプランもある。