2月5日(水)
【アゴーラ紙、エスタード・デ・サンパウロ紙四日】サンパウロ州カンピーナス市で二日、父親が一歳一カ月の息子を走行中の車に投げ、母親も六歳の娘の額を幾度も木に叩きつけるという事件が発生した。四日午後二時の時点では、乳児は重体で入院していた。少女は軽傷で済んだ。
警察によると同日、同市グアナバーラ区カマルゴ・ピメンテル街のカーブ付近で自家用車を運転中の父親が、反対車線から来た車にぶつけたのち、車を下りると自分の頭を車に叩き始めた。さらに事故現場数メートル先で、母親が抱えていた新生児を走行中の車に力一杯投げつけた。新生児はガラスを突き抜け、運転中の男性(七三)のひざに転がり落ちた。
両親はそのまますぐ先の牧場に侵入。母親は娘の頭をつかみ、「神の名において!」と叫びながら、娘の額を木に幾度も叩きつけた。
複数の目撃者が軍警に通報。二人は鎮静剤を打たれてやっと落ち着き、逮捕された。二人は信仰深く、子供たちに暴力を振るったことは一度もなかったという。