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100年祭大枠きまる=パラナ州の日系=連合会、文運連、商議所=3者で計画立案へ

2月5日(水)

 [パラナ支局]パラナ文化運動連盟(西森弘志ルイス理事長)の第五十六回定期総会が、去る一月五日、ローランジア市移民センターで行われ、理事長に西森氏を再選、来る日本移民百周年祭開催の大枠づくりで合意した。
 総会には、パラナ各地の十九都市・地区から二十団体の代表およそ百人が出席した。高山秀一下議、原ルイ・クリチーバ市議、上野アントニオ・パラナ日伯商工会議所会頭らの姿もみられた。
 役員選挙は、西森氏を理事長とするシャッパ一枚しか提出されず、これが信任され、西森氏の続投が決まった。新しく、理事長特別顧問委員会の一員として、高山下議の加入も決まった。
 高山下議は「私が委員会に参加することは、連盟に力を添えることが目的である。選挙戦は過去のこととして、これからは日系の力を結集していく時期だ」と述べた。上野会頭は、日本移民百周年祭に言及、「パラナ日伯文化連合会、パラナ文化運動連盟、商工会議所の三者からなる臨時委員会を結成し、日系社会の合意による百年祭実施計画を立案、目標を定めた上で実行委員会に移行する」という案を打ち出し、満場一致で可決された。
 総会終了後、西森理事長は「今後もわれわれが祖父母から受け継いだ日本文化の伝承と普及を通じて健康な若者を育成していけるよう努力したい。数年さきのことだが、パラナ州に相応しい移民百周年祭を、ほかの日系団体と協力して実現させ、その計画から実行まで、若い世代に場を与えていきたい」と決意