2月7日(金)
【エスタード・デ・サンパウロ紙六日】ヴァリグ航空とTAM航空は五日、業界の過当競争を危惧する政府の意図により経営改善のため業務提携で話し合いに入ったと発表した。両社とも市場の過剰供給で財政難に陥っていたが現在、両社併せて国内便で七〇%のシェアを持っている。
ヴァリグ航空の場合、外資の投融資企業が債務の一部肩代わりによる経営参加の交渉が進行中だが、まだ合意には至っていない。
両社の代表は六日、ブラジリアへ向かい業務提携の最終詰めを行うが、合併にはまだ道のりが遠いようだ。これで両社とも債権者の圧力から、少し息抜きができると憶測されている。
またフルラン産業開発相からヴァリグ航空の支援政策発表があり、同社株が急騰した。しかし、財政支援は否定している。