2月7日(金)
【既報関連=エスタード・デ・サンパウロ紙七日】サンパウロ市交通企業連盟(Transurb)のセルジオ・パヴァーニ総裁が六日、「もしサンパウロ市交通局が、新しい交通方式の入札方法を変えなければ、すべてのバス会社は入札に参加しない」と断言した。
パヴァーニ総裁によると、五年の間にバスを新車に買い替え、バスターミナルなどの維持費を出すことが現在の入札の条件。条件に応じるためには各社二十億レアルもの投資をしなければならないという。「我々にはそんな金はない」と、同総裁は話す。
パヴァーニ総裁は、新交通方式自体に反対しているのではなく、入札条件を緩和してほしいと訴えているのだと強調。また交通局が勧めている六カ月間有効の緊急契約にも、「期間が短すぎる。せめて一年」と述べ、契約書へのサインを拒否している。
ジウマール・タット交通局長は、パヴァーニ氏の発言へのコメントを避け、ただ「ストは警察沙汰だった」とだけ述べた。