2月7日(金)
日本語普及センター(谷広海理事長)主催の「第十七回汎米日本語教師合同研修会」が四日、サンパウロ市ヴィラ・マリアナ区の同センターで始まった。国際協力事業団サンパウロ支所が助成した。アルゼンチン、メキシコ、カナダなど十カ国四十人が参加。「私たちが取り組む日本語教育」を主題に、十三日まで講義やワークショップに励む。
日本から、中元司郎海外日系人協会日本語専門嘱託、塩崎紀子早稲田大学日本語研究教育センター講師、水野晴美国際日本語普及協会専任講師が来伯した。同日午後三時から、開講式が開かれた。
谷理事長は、「世界のいろいろな国で日本語が教えられ、日本語の素晴らしさが伝えられている。皆さんは同じ志を持つ。十日間に、ぜひ仲間を得てほしい」と、あいさつ。
小松支所長は、「出稼ぎや日本文化の継承など、各国とも似たような問題を抱えている。この機会に意見交換するのは重要なこと」と、研修員を励ました。
佐藤宗一サンパウロ総領事館首席領事、梅宮正勝国際交流基金日本文化センター所長も来賓として出席した。
今年のテーマは、「私たちが取り組む日本語教育」。将来、日本から講師を迎えられない場合が出て来たときでも、現地の教師だけによって、教材作成などできるようにとの思いを込めた。
期間中、ブラジルの音楽やダンスについての講義、アニメの講演などもある。