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倫理研究所 丸山理事長が来伯=聖支部創立3周年を記念

2月7日(金)

 今年創立三周年を迎える倫理研究所サンパウロ支部(山田充伸代表)は九日午後二時から、ニッケイパラセ・ホテルで日本から丸山敏秋同所理事長ら二十五人の慶祝団を迎え、記念式典を開く。
 これに先立ち、六日午後、両氏が同ホテルで記者会見した。二人は「周囲を変えるためにはまず自分が変わることが必要」と説き、文部科学庁の監督下で生涯教育を推進する研究所の活動は「早起きやあいさつに始まる暮らしの『理』を確認してもらうことにある」と述べた。
 現会員は日本で個人が二十万、法人が三万三千社を数える。モラル・ハザードに揺れ、景気の低迷が続く世相を反映し、会員は増加傾向という。理事長はその理由に関して、「理」の実践がもたらす救済力や、問題解決能力を挙げた。
 また、「海外最大の日系社会があるということで、出遅れたと思われる人がいるかもしれないが、それは無理やり普及するのではなく縁を大切にしているため」、「今回で二度目となるブラジルでは、日本人が忘れてしまった大和魂や感性を学びたい」などと語っていた。
 理事長は六日着聖した足で、日本で対談したウテ・クレマーさん(シュタイナー教育者)が活動するファヴェラ・モンチアズールを視察。滞在中は松柏学園の生徒らとの交流も予定されている。