2月8日(土)
【既報関連=エスタード・デ・サンパウロ紙七日】パリの休暇から戻ったマルタ・スプリシーサンパウロ市長は六日、バス会社経営者の一部を「まるでがんのよう」と比喩し、新交通方式の入札方法を無理やり変えるよう脅していると言明した。
マルタ市長は、「我々は姿勢を崩すつもりはない」と厳しく対応。バス会社労働者組合がわざとサンパウロ市交通企業連盟(Transurb)の命令に従っていると述べた。
Transurbは六日、「サンパウロ市が入札方法を変えなければ、すべてのバス会社は入札に参加しない」と断言。サンパウロ市は「バス会社が入札を拒否するわけがない」と疑問視している。
もしバス会社経営者らが入札不参加という最悪事態が生じた場合、ジウマール・タット交通局長によると、入札方法の一部変更を指し、今までの条件を緩和する可能性もあるという。「入札方法で『バス会社が八百台のバスを所有するのが条件』とあれば、この数をほかのバス会社と分けることも考えている」と同局長は説明している。