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フィスカル刺殺される=露天商の逆恨み犯行か サンパウロ市

2月8日(土)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙七日】サンパウロ市中心部で六日午後三時ごろ、市の監督官が刺殺される事件が発生した。犯人は露天商の男で通称「インジオ」(二五)と呼ばれ、逃走している。
 死亡者はミザエル・J・ヴィセンテ監督官(四〇)。ジョゼ・C・ピヴェッチ監督官(三九)も重傷を負った。ピヴェッチ監督官は同日午前十一時ごろ、インジオの海賊版商品を押収した。インジオの商品が押収されるのは二度目で、インジオは同監督官に逆恨みしていたと警察はみている。
 犯行現場はキンゼ・デ・ノヴェンブロ街とジレイタ街の角。インジオは壁の後ろに隠れ、二人を背中から刺して逃げた。
 ヴィセンテ監督官は、同日午前の露天商検査の時いなかったが、ピヴェッチ監督官と一緒にいたため襲われたと警察は推測。ヴィセンテ監督官は背中を幾度も刺され、ピヴェッチ監督官は胸部と首を切られた。