2月11日(火)
【アゴーラ紙八日】七日午後八時三十分ごろ、サンパウロ州サントス湾沖に停まっていたウクライナの石油タンカーに七人から九人ほどのブラジル人の強盗グループが侵入し、ウクライナ人船員一人を射殺、もう一人に重傷を負わせる事件が発生した。
強盗グループはアルミニウム製の小船でタンカーに近づき、ロープを使って上り始めた。ウクライナ人の船員二人が異変に気付き、物音を立てないように近づいていったが、強盗たちを逆に驚かせて銃で撃たれた。
銃声で残りの船員たちが飛び起き、サイレンが鳴り出した。慌てた強盗らはブラジル人船長の携帯電話だけを盗んで逃走した。
船員たちは、重傷を負った船員二人を見て消防隊に通報。二人はサントス市のサンタ・カーザ・デ・ミゼリコルジア病院に運ばれた。頭部を撃たれた三十一歳の船員は絶命。もう一人の船員は腹部を負傷し重体、ベネフィセンシア・ポルトゥゲーザ病院に移転された。