2月14日(金)
【アゴーラ紙、ジアーリオ・デ・サンパウロ紙十二日】サンパウロ市では一日以降、三十度を超す日が続いている。九日に気温は三十四・一度にまで達した。この暑さは十五日まで続くとみられている。
猛暑による水需要過剰とインフラの未整備、不法な引水のため、サンパウロ市内各地区で深刻な水不足が起こっている。
サンパウロ市グラジャウ地区(南部)では、十五万人に影響を及ぼした六日間の断水が続いた後、十一日、住民がSabesp(サンパウロ州水道会社)に技術担当者を派遣させるために水道管を破壊した。吹き出した水を住民たちはバケツに満たした。同日夜、配水は復旧した。
また、サンパウロ市ブラジランディア地区(北部)では、三日間断水が続いた後、約三百人の住民がデプタード・カンチージオ・サンパイオ通りを封鎖した。バスへの投石やSabespの車両への銃撃で抗議を示し、軍警が出動した。抗議は三時間に渡り、十一日午前一時半、水は当地区に戻った。
他にもカンポリンポ地区(南部)ジャルジン・ピラクアマでは週最低四日は断水が発生しており、サントアマーロ地区(南部)ジャルジン・ヴァロ・ヴェリョでは先週木曜日以降水の供給がストップしている。
Sabesp(サンパウロ州水道会社)は標高が高い、また、水源から遠い地区で断水が起こりやすく、特に暑さが厳しい日の節水を市民に呼びかけている。