過激派圧力で中銀理事交代=3理事は辞任へ=メイレレス体制固める=指標金利引き上げも
2月20日(木)
【エスタード・デ・サンパウロ紙十九日】過激派を中心とするPT議員の圧力を受けパロッチ財務相は十八日、中央銀行理事であったルイス・F・フィゲイレド氏(通貨審議会)、テレザ・グロッシ女史(監査)、エジソン・ベルナルデス氏(管理)三人の辞表を受理すると発表した。また二月の通貨審議会は指標金利(SELIC)を〇・五%から二%引き上げることで合意し十九日、新たな金利を発表する予定となっている。
フラガ前総裁のブレーンであった通貨審議会メンバーを留任して一カ月半、メイレレス体制確立のため総裁は一部自己の持ち駒に入れ替えることになった。
中銀総裁の右腕とされる通貨審議会議長フィゲイレド氏は、辞任をマスコミに漏らしていた。後任にはルイス・A・カンジオタ氏を起用。PT議員から集中非難を浴びた監査部理事グロッシ氏の後任にパウロ・S・カバリェイロ氏、管理部理事ベルナルデス氏の後任にジョアン・A・テイシェイラ氏と決まった。
中銀総裁の要請で理事は固定任期が約束されていたが、一定期間を新体制への順応期間としていた。新理事三人は大統領の承認を得て、さらに上院査問委員会で口頭試問を受けた後、正式就任となる予定だ。
通貨審議会議長となるカンジオタ氏は中銀国際局で下積み時代を過ごし、フラガ総裁が起用された一九九九年、通貨局に抜擢され為替介入と金利政策を担当してきた。監査部理事のカバリェイロ氏は中銀監査部サンパウロ市主任を務めた。テイシェイラ氏は中銀人事局長。
前政権時代、マルカ銀行その他の救済に立ち会ったグロッシ前理事の為替システム変更による施策に、PT議員らの不満が破裂して、責任を取らせることになった。過去のしがらみを新政権に引きずることは、PT執行部が説得したが容赦できなかったようだ。
金融市場はカンジオタ氏を中銀の要、通貨審議会に起用したことを歓迎している。同氏は前理事のフィゲイレド・スタイルに相似しているが政治家タイプでなく、シテイ銀から中銀入りした金融マンであることが好感されている。