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ES州議ら芋づる式に逮捕=議会ぐるみの組織犯罪=リオ州では銀行絡み犯罪に

2月21日(金)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十六日】連邦検察庁特捜班を率いて、エスピリト・サント州の汚職と組織犯罪の全貌を解明したジョゼ・R・サントーロ検事総長(次席)は十五日、主犯格の実業家カルロス・リーマ容疑者とヴァウテル・G・フェレイラ軍警中佐を逮捕した。ブラジルの組織犯罪に徹底的なメスが入ったのは、これが初めてという。
 選挙高等裁は、主犯の一人とされる同州議会元議長のジョゼ・C・グラッツ州議(PFL)の議員権を取り消した。他に州議八人が、収賄罪で全員逮捕される模様だ。同州の議会ぐるみ犯罪で拘束されたのは一部で、まだ膿は出るようだ。
 同次席はアクレ州の組織犯罪と取り組み、イウデブランド・パスコアル元下議を拘置所へ送った。カラジャス郡のエルドラード農場で起きたMST(不法占拠活動)メンバーの大量殺害事件をも法務省の人権委員として扱った。辺境州に未だ存在する長年の悪習と戦い、近代化以前の実を摘んでいると同次席はいう。
 いっぽう、リオ州財務局で不正疑惑が持たれる監督官五人のうち、三人は銀行明細から足跡が発見され捜査の足がかりができた。銀行も一枚咬んでいるとする調査報告書を会計検査院が検察庁へ提出した。 
 一味が不正取得した資金をイタウ銀行に買収されたリオ州立銀行の確定利つき信託に預け、解約後当座勘定へ入金せずに直接海外へ送金している。これは銀行法で禁じられた処理法で、当座勘定へ入金しないことで小切手税を免れ、国税庁の監視を逃れたとされる。 スイス検察庁は十七日、ブラジルからの不正送金がリオ州の一億二千万レアルを含めて一億三千四百万レアルに達したと検察庁へ報告してきた。スイス法務省の規定により内容の明細報告はできないとしている。

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