2月22日(土)
日本語普及センター(谷広海理事長)主催の「第十七回汎米日本語教師研修会」が十三日に終了、同日午前十一時から閉講式が開かれ、研修員四十人が修了証書を受け取った。
この研修会には、アルゼンチン、カナダ、メキシコなど十カ国が参加。十日間にわたって、「年少者向け日本語指導と副教材」、「日本語教育の課題」、「日本語教育の実際」について講義を受けた。講演やワークショップなどもプログラムに組まれた。
講師として、中本司郎海外日系人協会日本語専門嘱託、島崎紀子早稲田大学日本語研究教育センター講師、水野晴美国際日本語普及協会専任講師が来伯。国際協力事業団が助成した。
閉会式を前に行われた研修総括で、「パラグアイ・エンカルナシオンでは、今年の一年生から、国語教育から日本語教育に切り替わる。授業が始まる前にさまざまなことを覚えることができた」と、成果を語っていた。
中元日本語専門嘱託は、「これで終わりではない。さらに、ステップアップ、自分の勉強ができる場所に出ていってほしい。お互いの研究会や研修会に呼び合ったらどうか」と、研修会を総括した。
式では、谷理事長が、「志を同じくする仲間が出来たと思う。今後もE-メールなどで連絡を取り合って、関係を密にしてほしい」と、檄を飛ばした。
小松雹玄JICAサンパウロ支所長は日本語教育をする上での条件として、明るい教師、達成感のある授業など四点を挙げた。