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東西南北

2月25日(火)

 サッカー応援団系サンバ・ブロッコが衝突、犠牲者三人を出した事件で、サンバ界の巨匠とされるエヴァリスト・カルヴァーリョ氏(七一)は、「サンバ愛好家にとってサンバ会場は神聖な地。殺人鬼は恐らく犯罪者だろう。サンバを愛する人は絶対にそんなことをしない」と嘆いた。事件当事者らが参加した『インデペンデンテ』は事件後、アヴェニーダに入り、皮肉にも「平和と愛を」という歌詞のテーマ曲を歌った。『パヴィリョン9』は葬儀の行進を思わせる沈黙のデスフィーレを行った。
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 マウア市役所は、市内の殺人件数が少しずつ減っているのは、アルコール飲料を販売するバールを午後十一時から翌朝六時まで営業禁止とする法律と警察との協調体制によるとしている。この措置はマウア市周辺地域と中心地区で強化されていた。
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 TVグローボのノベーラ、「カーザ・ダス・セッチ・ムリェーレス」に修道女役で出演中の女優が軍警を罵り、一晩拘留された。同女優は二十日午後十時頃、リオ市で飲酒運転でモトボーイと衝突事故を起こしていた。
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 サンパウロ市市役所は、汚職をなくすため、無許可建築、露天商、路上広告などすべての検査を担当地区の検査官の責任で実施することに変更した。検査活動の報告は市広報に毎月掲載され、インターネットでも閲覧可能にする。この方法は検査活動の透明性を高め、住民が検査官の活動を知ることができるとしている。