2月26日(水)
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十五日】リオ州からスイス銀行へ不正送金が行われた事件を審査するリオ州議会査問委員会(CPI)は二十四日、ガロチニョ元知事のCPI召喚を表決したところ、八票対一票で召喚は否決されたと発表した。
元知事の召喚を提議したモロン州議(PT)以外のPT所属CPIメンバーの動向が、注目されていた。PT票が元知事支持票に変更したことで急遽、ガロチニョ元知事は同事件CPIから解放された。
サッセ財務局元長官とビルマン前次官の告発発言で、モロン州議は元知事を重要参考人として召喚を思い立ったようだ。元知事を召喚すれば、当然シウヴァ前知事や連立党の議員も数珠つなぎに呼び出しとなり、やぶへびを恐れたPTが手を打ったと見られている。
メーロCPI委員長(PMDB)は、元知事が事件に関与したとする確証もないままの召喚は軽挙だとして動議を却下した。単なる証言により関係者を召喚すると、CPIは茶番劇になる恐れがあると述べた。
市民は、事実を知りたがっている。元知事を呼べば前知事を、さらに逆上って呼び出しCPIの焦点がぼやける。CPIはあっちで手を打ち、こっちで手を打ち政治取引の場になり、その信憑性が疑われるとメーロ委員長が語った。