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少年院の暴動を煽動=監視員の容疑事実ビデオに

2月26日(水)

 【既報関連=エスタード・デ・サンパウロ紙二十五日】大サンパウロ市圏、フランコ・ダ・ロッシャのFebem(少年院と少年刑務所の合体した施設)の監視員が少年たちの暴動を煽った容疑は、ビデオカメラの映像によって、さらに固まった。検察官は二十四日、二人の監視員が共同房の扉の鍵をはずしたと見られる瞬間を収めた映像を公表した。
 二人の監視員は十二日午後七時五十六分十一秒、扉の前に止まり、周囲に誰もいないことを確認し、七秒後に走って立ち去った様子を映像に収められている。その三秒後に少年たちが扉を開けて外に出、他の共同房の扉を開けていることから、監視員らは鍵を開けた上、鍵を扉に残しておいたと検察官は容疑を深めている。二人の正体は確認されていない。
 同共同房の一人の少年は、監視員たちは暴動を煽っただけでなく、携帯電話や麻薬も何人かの少年に渡していたとインタビューに答えている。