2月26日(水)
画家藤田嗣治(一八八六~一九六八)のブラジルでの足跡を辿る講演会「フジタ・ノ・ブラジル」が二十七日午後七時から、国際交流基金サンパウロ日本文化センターで開かれる。講師は美術史家のアラシー・アマラル氏。入場無料、同時通訳がつく。
一九三一年から世界一周旅行に出た藤田は途中、ブラジルに滞在し、リオとサンパウロで個展。芸術の都パリでピカソやモジリアーニらと並ぶ存在だった藤田の絵は当時のブラジル美術界にも影響を与えた。講演ではポルチナーリやイズマエル・ネリィといったブラジル人画家との交流の様子にも迫る。
場所はパウリスタ大通り37、2階。電話3141・0843.