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人気呼ぶ「兵馬俑」展=サンパウロ市 週末には長蛇の列も

2月2日(木)

 【既報関連=エスタード・デ・サンパウロ紙二十四日】サンパウロ市イビラプエラ公園OCAで二十一日から開かれている「中国・兵馬俑展」。毎日大勢の人々が観覧に訪れ、大人気だ。週末はとくに客の数も多く、日曜日だった二十三日にはなんと七千人が、〃中国から来た兵士たち〃を一目見ようと駆けつけた。
 公園の気温は三十度以上と猛暑。暑さに耐えながら長蛇の列に挑む。汗でびしょぬれになった後、突然室温二十度以下の涼しい展示会場内部に入る(写真)。「冷凍庫に入った気分」とガタガタ震える観客もいた。観客の一人の日系人女性は、「とても寒かったけど、これほどの美術に感動した。気温差に苦しんだかいがあったわ」と微笑んだ。
 兵馬俑展は五月十八日まで開かれる。開催者側は、「最後の週まで見るのを後回しにすると、人が多すぎて入れなくなる可能性がある。ブラジル人は何でも後回しにするクセがあるので、できるだけ早めに見るように」とアドバイスした。