2月2日(木)
サンパウロ州アウチノポリス市でこのほど、パリ銀行ブラジル支店のカルロス・A・S・アラウージョ元副支店長の遺体が発見された。同市バーラ農園の所有者が、リベイロン・プレット市の同元副支店長の事務所で同氏を殺し、その後農園付近に埋めたとされていた。しかし遺体を解剖した結果、肺の中から土が見つかり、元副総裁が生き埋めにされたことが明らかになった。
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サンパウロ州ジョアノポリス市で二十四日、滝壷から四人の男性の遺体が引き上げられた。四人は、滝口から事故で落下した友人を助けるため滝壷に入ったが、強力な水圧と岩だらけの場所で身動きができず、溺死した。滝壷は危険な場所にあり、救助隊は遺体引き上げにかなりの時間を要した。四人に救われた友人は、顔面に重傷を負い入院中。
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サンパウロ市南部イタイン・ビビー区で二十一日、体長五十センチほどのメス猿が現れた。早くも同区の人気者となったこの猿、目下の住まいはイビラプエラ公園に近いバウタザール・ダ・ヴェイガ街の樹木。住民たちはベランダに餌を置き、猿が来るのを心待ちしているが、いまのところ猿の訪問を受けたのは一人だけ。絶滅危機に瀕している種の猿のため、環境保護警察は猿を生け捕りにするもよう。
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二千二百万台とされるブラジルを走る車の内、五万台以上は人工衛星などを使ったシステムで追跡されている。その内の七〇%、三万五千台はサンパウロ州の車で、さらにその内の約三千五百台は浮気、不倫の監視目的で二十四時間追跡されている。顧客の大半は嫉妬に駆られた男性とか。