2月28日(金)
【アゴーラ紙、エスタード・デ・サンパウロ紙二十七日】サンパウロ市コンゴーニャス空港内にある空軍サンパウロ州・マット・グロッソ・ド・スル州飛行安全管理部(SRPV)で二十五日、強盗未遂事件が発生し、強盗一人が死亡した。翌二十六日にも同空港付近で強盗未遂事件が起こり、警察は空港付近の警備を強化するもよう。
二十五日午後八時三十分、小型バイクに乗った強盗二人がピザ屋になりすまして、SRPVの門をくぐった。SRPVのコスタ大佐によると、SRPVの役目は飛行管理のため、銀行支店もなければ武器の倉庫もない。そのため門は常に開きっぱなしになっていた。
二人は、武器を持たずに門番をしていた空軍兵士を取り押さえ、内部を案内させた。次に伍長も取り押さえてピストルを盗んだ。
床に寝そべっていた伍長から事情を聞いたシウヴァ軍曹(四七)は二人と撃ち合いとなり、一人を射殺、もう一人の足を狙撃したが、自分自身も六発の銃弾を受けて入院している。負傷した犯人は逮捕された。
二十六日早朝、同空港付近ワシントン・ルイス通りでタクシーから降りたばかりの乗客が、強盗二人に襲われる事件が発生。乗客の持っていたかばんの中にラップトップがあるとみていたようだが、結局何も見つからず、何も盗まずに逃走した。
乗客は空港に入る前に事件を軍警に報告。前日の事件のこともあり、軍警は関係者の仕業とみてヘリコプターで捜査を始めた。二人はバンデイランテス通りで発見され、銃撃戦となったが、逮捕には至らなかった。