3月6日(木)
【エスタード・デ・サンパウロ紙五日】リオデジャネイロ市では陸軍がカーニバル期間の護衛を行っており、各地区でブリッツ(検問所)を設けているが、停車命令を聞かずにブリッツを通り過ぎたコルサ車の運転者を陸軍兵士たちが射殺する事件が四日発生した。
事件は同日午前零時、リオ市北部カスカドゥーラ区で起きた。陸軍側によると、コルサ車が停車命令に逆らってブリッツを突破し、兵士一人も轢かれそうになったため、やむなく発砲したという。一方助手席にいた女性は、運転者が徐行運転をしており、ブリッツを見てスピードをさらに落としたが、停車命令には気付かなかったと証言している。
射殺されたのは英語教師で五十三歳の男性。銃弾三発のうち、一発が左ドアを突き抜け教師の腹部を命中した。犯罪歴がなかった教師は病院で死亡。車内から不審な物質は一切発見されなかった。