3月8日(土)
【ジアーリオ・デ・サンパウロ紙七日】六日放映されたTVグローボのニュース番組『SPTV』で、キャスターのシッコ・ピニェイロ氏のインタビューを受けていたマルタ・スプリシーサンパウロ市長(PT=労働者党)が、同氏のバス問題に関するコメントに憤り、生放送中に「全部我々のせいにする気!? あなたが市長になってどれほど市長の役目が難しいか自分の目で見ればいい!」と怒鳴り始めた。
市長は、ピニェイロ氏の「バス会社側は未だに中古のバスを使い、運賃も一・七レアルまで上げることに成功したが・・・」というコメントにヒステリックになった。「がらくただらけの交通システムを改善するための我々の必死の努力が分からないの?」。
ピニェイロ氏は「では経営者対策はいかに」と聞くと市長は、「バス会社経営者らに対して非常に厳しい処置をとる。あなたはわたしがストを見て面白がってると思っているの?」と強い口調で言明。キャスターはインタビューの最後に「市民の関心の的に関する質問にサンパウロ市の権力者が苛立った口調で答えるとは、市にとって良くないことです」と一言断った。