3月11日(火)
【フォーリャ・デ・サンパウロ紙十日】リオデジャネイロ州とサンパウロ州をつなぐプレジデンテ・ドゥトラ街道で九日未明、犯罪組織TC(第三コマンド)と関わりがあるとみられるボンデ(武装した麻薬密売者たちが乗った複数の車両)が現れ、少なくとも六台の車を次々と襲った。
現場は同街道サンパウロ州方面車線百六十五キロ地点で、リーニャ・ヴェルメーリャ高速道路へのインター付近。貧民街に囲まれた場所で、TCの管轄区とされている。また連邦道路警察の派出所から約二百メートルと近い。
一車両の被害者が警察に保護され、警察署に運ばれている間に、犯人はほかの運転者を襲っていた。犯人たちは約三時間半にわたって強盗事件を続けていた。
連邦道路警察によると、この種の犯罪は同地域では初めてで、同街道付近をよく知っている者の仕業だとみている。