3月11日(火)
大サンパウロ市圏サンベルナルド・ド・カンポ市で五日、交差点で飴玉を売っていた露天商の男性(二五)が男女の乞食二人に刺殺された。警察は、二人が露天商の縄張りを乗っ取ろうとしたため争いが起こったとみている。犯人の女は自分が使っていた松葉杖で露天商を殴り、男がナイフで刺し殺した。男女は松葉杖を残してすぐに現場から逃げ出したという。
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サンパウロ州エネルギー局によると、昨年のサンパウロ州の電力消費量は、節電が始まった二〇〇一年の消費量より二%少なかった。消費量の減少は結局、電気代の値上げとして消費者につけが回ってくると専門家はみる。「電力会社側のコストと収入額を計算に入れた場合、電力会社の経営バランスを保つために値上がりが最もてっとり早い解決策だから」と説明している。
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USP(サンパウロ大学)の学生三万八千九百三十人の人種構成調査が初めて実施された。結果は、七九・五四%が白人、九・八四%が黄色人、八・三四%がパルド(混血)、一・三%が黒人。サンパウロ州の住民の三四・三%が黒人であることを考慮すると、黒人学生の割合は非常に低い。調査は低所得層、主に黒人学生を対象とした政策を大学が立案するために行われた。
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アクレ州リオ・ブランコ市内の病院の集中治療室で院内感染が発生し、一日から五日までの間に五人の新生児が死亡した。被害者は最年長児でも生後十五日しか経っていなかった。感染源のバクテリアは未確認という。