3月12日(水)
【ジアーリオ・デ・サンパウロ紙九日】今年に入ってからサンパウロ市地方の雨量が増加している。六十五日の内、三十四日は雨で、サンパウロ市内の五百六カ所で浸水が記録された。これは〇二年同期の市内三百八十九カ所での記録を三〇・〇七%上回る。
浸水の増えた原因は、主に雨の強さで、例えば五日の雨は、サンパウロ市北部地区フレゲシーア・ド・オだけで七十四ミリ降り、三月の降雨予想量百六十ミリのほぼ半分に達している。他に下水管の断裂、土壌の防水化、緑地と広場の不足、路上に捨てられたゴミなどが原因と考えられている。
サンパウロ市都市基盤整備局長は、二年間で十三の貯水プールを建設するなど、洪水対策は過去に比べ充実してきているが、雨の量に追いつかないと話している。