3月12日(水)
【アゴーラ紙十一日】過去一週間でサンパウロ州のデング熱状況が悪化している。風土病監督局(Sucen)が十一日発表したデング熱調査によると、サンパウロ州内の七十三都市で地元産ネッタイシマカ(Aedes aegypti=デング蚊)によるデングウイルス感染が記録されている。一週間前は五十六都市だった。
一月一日から三月七日までに州内で記録されたデング熱罹患(りかん)件数は三千五百六十九件で、昨年同期よりデング熱の勢いが激しい。Sucenのリカルド・シアラヴォーロ氏は、「昨年正月から二月二十二日までに記録されたデング熱罹患件数は一千五百九十二件だった」と話す。
デング熱罹患件数最多はいまだに大サンパウロ市圏イタペヴィー市(一千百三十三件)。次いで隣りの都市のジャンジーラ市が七百二十九件で二位となっている。またデング出血熱罹患件数も四件に増加。サンジョゼ・ド・リオ・プレット市で二人、リベイロン・プレット市で一人が罹患し、イタペヴィー市では一人死亡している。